写真から読み解くファッションとポーズ
- 社長
- 3月28日
- 読了時間: 3分

スタイル写真やイメージ写真の「なんかかわいい」「なんとなく古い」「なんとなく流行ってそう」とはどこからくるのか?
SNSを巧みに操り美容業界の流行りを作り出すZ世代の女子を読み解くことで、ヒントが見つかりました。
■ はじめに:「Z世代女子」って、結局なに者?
「Z世代」という言葉、もう聞き飽きた…けれど実はまだちゃんと説明できない人、多いのでは?とくに1997〜2012年生まれのZ世代女子たちは、ミレニアル世代とはまったく異なる価値観と感性で日常を彩っている。
本記事では、「Z世代女子のリアル」をファッション・ポージング・カルチャーから解像度高く読み解きます。
■ Z世代女子の3大ファッションタイプ
今の20代前半女性たちは「ブランド」ではなく、「自分の“系統”」でファッションを選ぶ傾向が強い。特に以下の3タイプが多数派。

① ナチュラル・フェミニン系
✔ 清潔感・やさしい色味・程よいきちんと感
✔ ユニクロ、earth、niko and...を好む
✔ 会社も街もOKな万能スタイル

② ストリート・カジュアル系
✔ スウェット×スニーカー×キャップで動きやすさ重視
✔ 古着・ジェンダーレス・Y2K要素も人気
✔ 個性派だがリアルに浸透中

③ 韓国ファッション系
✔ ショート丈トップス+ハイウエストが鉄板
✔ カフェでの撮影映えを意識したコーデ
✔ ほぼ全員、韓国メイク済
■ 写真は「盛る」から「らしさを写す」へ:ポーズ進化論
Z世代女子が写真で好むのは、「自分を盛る」よりも「自分らしさが伝わる1枚」。以下が代表的な人気ポーズ。

📸 よく使われるZ世代ポーズ図鑑
ポーズ名 | 特徴 |
ピース | 王道。でも微調整(斜め、目元)あり |
手で顔隠し | 小顔効果+ちょっと照れ感が可愛い |
顎に手 | モデルっぽさ演出。実は定番 |
後ろ姿 | 顔を出さずに“雰囲気”を伝える |
物を持つ | カフェドリンクやスマホで“今っぽさ” |
ハンドウェーブ | 親しみと自然さを同時に演出 |
■ Z世代女子の“当たり前”は、アップデートされた日常
「どこで買った?」より「どんな気分で選んだ?」
「映え」は必須条件じゃないけど、カフェでは無意識にSNSを意識
推し活、ひとり時間、自己肯定感が大切
Z世代女子にとって大事なのは「みんなと同じ」ではなく、「私らしい」が自然に出てるかどうか。だから彼女たちの選ぶ服、ポーズ、過ごし方には**“感性の輪郭”**がハッキリとある。
■ おわりに:彼女たちを“知る”ことで、時代が読める
Z世代女子のトレンドは一過性ではない。それは、価値観の構造変化が根底にあるから。「かわいい」の再定義、SNSの使い方、日常の美学——これらを観察することは、今の消費・文化の流れを読むヒントにもなる。
「いまさら」なんて言わず、彼女たちのリアルに触れてみませんか?
Comments